当会について
調和道丹田呼吸法は、古来より東洋に伝わる呼吸法・調息法を丹田呼吸として国内で初めて体系化された息法です。その伝承を支えてきた公益社団法人調和道協会は、呼吸法の専科としては最も歴史の深い団体であり、平成30年に解散した後は、当会がその灯を絶やさぬよう、引き続き伝承と普及活動をおこなっています。
活動の目的は、1907年に僧侶・藤田霊斎によって体系化され、100年以上に渡って伝承されてきた調和道丹田呼吸法の息法を後世に伝え、広く世に普及させることで、人々の身心の健康の保持と増進に寄与することにあります。
当会では、その目的を達成するために、伝承を支える全国の会員に向けて豊かな研鑽環境や有益な情報の提供、充実した指導員育成プログラムの実施、会員同士の連携促進など、様々な事業を実施しています。
また、伝承と普及は両輪であると考え、丹田呼吸法を世に広く発信し普及させていく事は重要な課題です。その為には、広く一般市民に向けた情報発信、他団体との交流や勉強会の実施、医学的エビデンスを得るための研究促進などが必要であると考えています。
当会は調和道丹田呼吸法保存会と共に、全国の会員、そして一般の人々を繋ぎ、それらの有機的な繋がりの架け橋として丹田呼吸の伝承・研鑽・普及を促し活性化していく活動を目指しています。
事業の種類
(1) 一般研修事業
身心の健康のために有用な丹田呼吸法の実修に関する研修を行う。
(2) 指導員研修事業
丹田呼吸の長年の歴史において継承されてきた丹田呼吸法の伝承制度を維持するための事業。丹田呼吸法の適切な能力を有する指導員の養成のための研修を実施し、及びその指導能力を評価認定する。
(3) 支援事業
丹田呼吸法実施団体への支援事業。身心の健康のために丹田呼吸法を実修する団体又は組織に対し、その要請に応じて、適切な能力又は資格を有する指導員を派遣又は斡旋などの支援を行う。
(4) 教材等の作成販売事業
丹田呼吸法に関するビデオ・オーディオ教材の作製及びテキスト・資料の作成と販売を行う。また丹田呼吸法に係わる有用な書籍の推薦と販売を行う。
(5) その他目的を達成するために必要な事業